山野草とSUGOI-ne栽培
山野草のほとんどは枯れ落ち葉に自生する。
山野草のほとんどは、喬木の枯れ落ち葉、自身に体の死骸が堆積したところが自生地である。
この死骸を分解するのが材木腐朽菌である。
この材木腐朽菌の一部の菌とランが共生した場合、ラン界では特にラン菌という。
山野草では、多くの材木腐朽菌が植物の死骸を分解している。
カタクリの自生地。
イチリンソウの自生地。
・・・・・。
ところが、山野草を山から掘ってくると、
とたんに、この「枯れ落ち葉」を削除してしまう。
軽石、赤玉、鹿沼。
これが現在の日本の山野草栽培の常識である。
考えてみれば、変な園芸が流行したものである。
それに・・・肥料。
山では誰も肥料など与えないのに・・・・。
この山野草の栽培法が「エビネ」「アツモリソウ」に行われた場合はどうなるか?
クマガイソウで栽培ではどうなるか?
絶種である。
こういう園芸で日本の山から姿を消した植物は多い。
自生地における材木腐朽菌による炭素循環が削除された栽培法では、
必ず、無理な場面が出てくる。
SUGOI-ne栽培では、山野草が無造作にできる。
鉢栽培。
軽石、赤玉にSUGOI-ne1号30%ミックス。
地植え
地表にSUGOI-ne1号 1cmマルチ。
これでほとんどの山野草は作れる。
コマクサは炭素循環で生きる植物ではないから、この方法では作れない。
これまでのコンポストの問題点。
植物栽培の用土を考える場合、これまでは野菜も、花も、山野草も・・・
植物が育つ良い条件とは
水はけ、
通気性、
保水性が良いこと。
それに堆肥、腐葉土を入れると、有機物は微生物から分解され、
団粒構造になり、良い土になる。
これが常識である。
山野草栽培でも、この常識に基づいて用土が選ばれてきた。
赤玉。
軽石。
鹿沼土。
用土の御三家の定番である。
しかし、この用土で・・・本当によく育つのか???
山野草の多くは完全な菌根植物ではなくとも、根圏に材木腐朽菌が生息し、
それと共存関係を築いている。
ほとんどの植物は枯れ落ち葉の中に自生する。
腐葉土ではない。
枯れ落ち葉である。
炭素循環システムの中で生き続けて来た。
SUGOI-neをミックスすると素晴らしい生育になる。
この生育こそ自生地における山野草の真の姿である。
このことを考える、御三家の用土に色々な肥料を与えることは、
とんでもない栽培なのである。
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